♪〜 ここでは「NPO法人 遠野エコネット」の活動の様子をお知らせします 〜♪
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被災地支援活動

 昨年3月に発生した東日本大震災を受けて、遠野エコネットは、現在NPO法人となっている遠野まごころネット(代表=多田一彦)の発足に関わり、その後も構成団体として、関係団体と協力しながら支援活動を行ってきました。

 当初は、避難所に物資を運びながら御用聞きをするという活動でしたが、その後は、エコネットでこれまで実践してきた活動を活かすために、避難所への「薪風呂」の設置、自家採取できる種を集め配布と自家菜園づくり、コンポストづくりなどを、会員の方々と協
力しながら行いました。

 また、三陸被災地が世界に誇れる、自然と共存した里として復興することを願い、遠野まごころネットから運営委託を受け、県内の他環境団体にも呼びかけ実行委員会を発足。9月と11月の2回のプレフォーラム。そして12月10、11日の2日間は「三陸エコビジョンフォーラム2011」を遠野市民センター他で開催しました。

薪の駅プロジェクト写真 その後、フォーラムの講師の方々とのネットワークが継続していて、被災地の復興に向けてのコーディネートをしています。

 具体的には、以前から地域の責任者がエコビレッジ的な復興を口に出していた大船渡市碁石地区に、世界のエコビレッジの研究者である日本大学の糸長浩司教授を紹介し、地域の復興まちづくり協議会の専門家グループの一員として、地域住民の聞き取り調査や高台移転の設計図づくりなどを具体的に支援しています。エコネットとしても、碁石地区全体のまちづくりについて、継続的に支援していく予定です。

 また、三陸各地でこれから防潮堤の工事が本格化しますが、プレフォーラム講師の一人であるエコサイクル研究所の中野裕司氏が提案している、震災瓦礫を有効利用してつくる「緑の防潮堤」についても、そのモデルをつくるため、中野氏と被災地を周りながら検討しています。

 被災地の復興はまだまだこれからが正念場となります。エコネットとしても、昨年度までの活動も継続しながら、被災地が「自然と共存した里」として復興できるように、できるだけ長期間、被災地の方々との絆を深めながら、活動をしていきます。
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